DTMについて
DTM(Desk Top Music)やDAW(Digital Audio Workstation)とはパソコンで音楽を作曲したり、演奏させたり、ミックスしたりするシステムのことです。俗に言う「打ち込み」です。
今ではDTMで音楽を作るのは当たり前な時代です。現代音楽やクラシック界では使用率はそんなに高いわけではありませんが、ポピュラー音楽の世界ではDTMが出来ないと話にならないというのが現状です。DTMの利点は作曲するに当たって相当の利点があるのです。
その一つに音楽のシミュレートということがあります。例えば勉強のために自分でしたオーケストラの曲を作曲してみたいと思ったとします。DTMやDAWがなければ何十段にもなるスコア(楽譜)を書いた所で、まず音になることはないのです。良くてもピアノ2台位に編曲して弾いてもらう位が限度でしょうが、それもたぶんやらないでしょう。
せっかく書いた曲が譜面上だけで音にならないなんてつまらないですよね。しかしDTMで作れば、完全ではないにしてもシミュレーションすることが出来るのです。この“音にする”と言うことは重要なことで、作った音楽が自分がイメージした通りに鳴っているのか、構成は変ではないかとか、テンポ設定はどうかとか・・・いろいろと客観的に自分の音楽を聴けるわけです。
また気に入らない箇所を直すのもパソコンなのですぐに直して聴くことが出来るわけです。そして音源の品質を高めていけば本物のオーケストラサウンドに近づくわけです。先ほどシミュレーションといいましたが、最近では音源クオリティーが上がっているため、実際この打ち込みで作ったオーケストラサウンドがテレビやゲームなどでそのまま使われています。DTMやDAWはジャンルを問いませんので、ClassicだろうがPopsだろうが、JazzだろうがTechnoだろうが使う人次第でどのようにもなります。
作曲を学ぶと言うことにおいてDTM・DAWは、相当な手助けになるということは間違いありません。